【キングジム「ビジュアルバータイマー」レビュー】仕事・勉強がはかどる集中力UPアイテム!

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フリーランスで生き抜くためには、自己管理能力が求められる。仕事を予定通りに進めたり、締切をちゃんと守ったり、それでいて自身の体調管理や睡眠管理もしなくてはならない。当たり前と言えば当たり前だが、これらを全て自分1人でスケジュール管理し、進めていくのだ。

しかし、人間とは弱い生きもの。ちょっとした誘惑に負け、「明日でいっか」「1時間だけゲームしよう」「一旦寝よう」など、ついつい現実逃避をしてしまうのだ。そして、自分自身の首をしめてしまう。

これまで何度同じことをくり返したか分からない。「学習しないダメ人間だ」と自己嫌悪に陥ることもある。そんなことにならないために、キングジムの「ビジュアルバータイマー」を導入することをおすすめする。

「そんなもの1つで解決できるの?」と思う方も多いだろう。そんな疑問を抱いた方は是非このあとも読み進めてもらいたい。一体なぜこれが秘密兵器なのか?その理由が分かるはずだ。

デジコアラ

仕事や勉強がはかどらない時の秘密アイテム的ガジェット

目次

「ビジュアルバータイマー」ってどんな製品?

まず、このキングジム「ビジュアルバータイマー」とはどんなものなのか紹介したい。“キングジム”と言えばガジェット好きならすぐに思い浮かぶのが「pomera(ポメラ)」だ。

いわゆるテキスト入力特化型のガジェットなのだが、もちろんボクも愛用している。そのキングジムが作ったタイマーが「ビジュアルバータイマー」なのだ。

タイマーと聞くと、100均などでも売っているキッチンタイマーのようにデジタル表示のものが浮かぶが、この「ビジュアルバータイマー」は、文字どおりビジュアルで時間経過を教えてくれるタイマーだ。サイズ感は手のひらサイズで、ポケットにも入る大きさだ。

手のひらに乗るサイズ
コアラのマーチよりは少し背が低い
サイズ約132(W)×21(D)×29(H)mm
電源単4形アルカリ乾電池×2本使用(別売り)
重さ約56g (乾電池を含まず)
約79g (乾電池込み)
ビジュアルバータイマーの仕様表 ※一部メーカーHPより抜粋
ボクの個体は電池込みで79gだった

時間経過が直感的にわかるタイマー

この「ビジュアルバータイマー」の最大の特長は「ビジュアル」で直感的に時間経過がわかるところ。

本体にはご覧のように液晶画面が2つ付いており、右画面はよくあるデジタル表示のタイマーになっており、左画面は横長の目盛り表示になっている。

例えば…10分計りたい場合、右画面には「10M00S」と表示され、左画面は細い板状のバーが並び真っ黒状態になる。このバー全体で10分を表すと考えてもらうといい。つまり、5分経過すればバーはちょうど半分になる。

これの何がいいのか?ここは言い方がスゴく難しいのだが、時間を単なる数値で捉えるのではなく、イメージで捉えられるところだろう。つまり、10分だろうが、30分だろうが、1時間だろうが、セットした時間をバー全体で表すことで直感的に今どれだけ時間が経過しているか分かるところだ。

デジタル時計に慣れている人はピンと来ないかもしれないが、アナログ時計も同じような効果がある。円グラフ的に捉えて、針の示す位置で直感的に時間がわかるのだ。

ビジュアルバーの時間経過の様子(30倍速)

生産性を上げる「ポモドーロテクニック」のお供に!

近年、「ポモドーロテクニック」を活用している方も多いと思う。

よく知らない方のために紹介すると「25分間集中して仕事や勉強をした後、5分間の短い休憩を挟んでこれを繰り返す」時間管理法で、これを用いると2~3時間は集中して取り組めるという生産性を上げるためのテクニックだ。ボクのようなフリーランスは知ってて損はないものだ。実際、ボクも何年か前から活用しており、集中力が散漫な時などに使っている。

この「ビジュアルバータイマー」は、そんなポモドーロテクニックにも有効だ。実際、リピート計測モードというのがあり、「作業時間」と「休憩時間」「指定回数」をセットすることができる。勉強に使ってもいいし、HIITなどの運動に使ってもいい。

ボクはポモドーロテクニックを使うときはいつも「作業時間25分」「休憩時間5分」「指定回数4回」にセットしている。つまり、休憩20分を含み、約2時間分の作業をするわけだがこれが丁度よい。もちろん仕事がノッてくればもう1~2セット増やすこともある。

やってみると分かるが、「25分」はあっという間でもあり、思ってる以上に仕事が進む時間でもある。その辺が自分自身の集中力のバロメーターともいえるが、25分経過するとピピピピと、アラームが鳴る。ここでもう少し「作業を進めたい!」と思う気持ちを抑え、5分の休憩に入る。この休憩は伸びをしたり、水分補給に充てたり、ゴロンと横になってもいい。間違ってもLINEをチェックしたりしてはいけない。とにかく頭を休める。これがポモドーロテクニックのルールだ。これを守るとぶっ通しで仕事をするより、疲れにくく、結果長時間の仕事が可能になるらしい。

休憩中には「コーヒーカップ」のマークが出る粋な演出

また、自分なりに「作業時間」や「休憩時間」など、アレンジしてもいいそうなので気になる人はポモドーロテクニックをググってもらいたい。

集中力がアップする「精神と時の部屋」

このようにビジュアルバータイマーの使い方などに触れてきたが、なぜ数字のタイマーじゃダメなのか?ビジュアルバーにしたのか?実は時間をビジュアル化するスゴいメリットがあるのだ。

それは、格ゲーのライフゲージのように「まだ体力8割残ってる」「まだ1発耐えられる」みたいなことが直感的にわかるところで、時間で言うと、スタートから1つ原稿を書いたとして、残りのバーが3分の2残っていたら「今やった分の2倍は出来るな」と直感的につかめる。

実はボクの経験上「30分だとこれぐらいの作業しか出来ない」と思い込んでいると本当にフルで30分使ってその作業に取り組もうとし、時間に合わせて仕事をしてしまいがちになる。

だが、このビジュアルバータイマーを使って時間を直感的に捉えると、実際にやった分の仕事量を物差しにして、残り時間に落とし込むことができる。1つの仕事を終えた単位を「1ジョブ」とすると、「今、バーがこれだけ残ってるから、あと2ジョブいけるじゃん」という感じで捉えられるのだ。

会社員や会議ビッシリの分単位で動いている人は数字で時間を捉えないと困ると思うが、ボクらのようなフリーランスは仕事を1つずつやっつけていく、TO DOリストをひたすら消化していくような働き方なのだ。

1つの仕事を1時間使ってやろうと思ってると、それは実際の1時間にしかならないのだが、あまり時間を意識せず、1つの仕事を集中してやると実は40分で終わることもある。

実に感覚的な表現で申し訳ないが、この「ビジュアルバータイマー」を使うと、ドラゴンボールの「精神と時の部屋」みたいな不思議な感覚が味わえる。いつも1時間かかるのに、実際の時間は「まだ40分しか経ってない!」みたいなことだ。マジで20分得したような感覚になる。これは体験してみないと分からないが、集中力がものすごくアップしているというか、ゾーンに入っているというかそういう感じ。ぜひ皆さんも体験していただきたい!

キングジム「ビジュアルバータイマー」のデメリット

良い点はかなりあるが、ここで「ビジュアルバータイマー」のデメリットについて触れてみたい。

持ち運べるサイズだが、他者がいる場では使いにくい

先に述べたように、ポケットにも入るサイズ感だし、重さもほとんど感じない。どこにでも持ち運べるのだが、やはり時間を知らせるアラームが鳴るので使うシーンは選ばざるを得ない。1人だけの仕事場などであれば問題ないが、コワーキングスペースやカフェなど他者がいる場では使いづらい。

サイドにアラームON・OFFスイッチがある

本体の側面にアラームのON・OFFを切り替えるスイッチが付いているので、いざとなればOFFにすれば使えないことはないが、OFFだと点滅するだけなのでいつタイマーが終了したのか気付きにくい。せめてバイブでお知らせするとかあればもう少し利用の幅が広がるかもしれない。

タイマーの足の角度が見づらい

これは使用する環境にもよるのだが、狭い机だとタイマーを見やすい位置に設置するのが難しい。実際に机に置いて、ボク目線からの写真を見てもらいたい。左側の写真がボクの目線から見たタイマーだが、見えなくはないが少し角度的に見づらい。そこで、右側の写真のようにタイマーの下に軽くモノを挟んで角度を付けるとご覧の通り見やすくなった。これは広い机で仕事をしている人や、タイマーの置く場所を変えられるのなら大きな問題にならないので参考程度に紹介しておく。

狭い机だと角度的に見づらいケースも
下にモノをかませると見やすい角度になった

カバンに入れると意図せぬ起動がある

本体上面にある「スタート/ストップボタン」が大きく押しやすく作られているため、普段使いは使いやすいのだが、持ち運ぶ際は、誤動作の原因になる。カバンの中に入れておくと小物などがぶつかり勝手にスタートボタンを押してしまうことがある。アラームが鳴っては困る場面もあると思うので持ち運ぶ際はアラームをOFFの切り替えたい。

使いやすく分かりやすいボタンだが持ち運びには向いてないかも

まとめ:気が散りやすい、仕事にどうも集中できない時の秘密アイテム!

「pomera」のキングジムが作ったタイマーなので、やはりひと味もふた味も違う。ボクのようなフリーランスの物書きには怠けた自分に活を入れてくれるガジェットであり、どうもイマイチ仕事に身が入らないなど集中力を高めたい時には持って来いの製品だ。強制的に仕事モードへと誘ってくれる。

また、普段からポモドーロテクニックを実践している人には文句なしでおすすめだ。ポモドーロテクニック用のタイマーは他にも出ているが時間経過をビジュアルで見せるという発想は面白く、直感的に時間を捉えられるので慣れると非常に仕事がはかどるようになる。

細かな不満はあるが、3,000円未満で仕事がはかどるようになるなら、良い買い物ではないだろうか。もちろん、タイマー単体で考えると少々お高い価格設定だが、仕事用や勉強用と考えるなら全然元が取れそうだ。気になる人は是非一度試してもらいたい。

デジコアラ

なんかやる気が出ない時とか試してみるといいよ

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この記事を書いた人

大好きなガジェット情報をお届け。元々リサーチャー、ライターを職としていましたが、舐められ、騙され、借金650万円を背負うハメに。そのため世を忍ぶ仮の姿はコアラ。訳あって顔出せませんがコツコツ頑張ります。正直者がバカを見ない世の中に…。

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